NINJATOOLSを利用して2009年6月11日設置
[57] [56] [55] [54] [53] [52] [51] [50] [49] [48] [47]
ケセン語訳の聖書が世に出た時話題になりましたが、この訳業を成し遂げた山浦玄嗣という方(医師)のインタビュー番組の再放送がありました(最初の放送は2002年)。ケセン語とは気仙沼周辺で使われている言語のことで氏は膨大な時間とエネルギーを費やして先ず辞書や文法書を完成させそれから翻訳に取りかかられたのだそうです。新約聖書のギリシャ語にはラテン語を始めとして長い翻訳の歴史がありますが、無論これは独自の位置を占めるものでしょう。 氏のお話には幾つか興味深い点がございました。神様を「おとっつぁま」と呼び、慕うエモーションを重視したこと。天国は心の状態と看破し神様のおとりしきりとした点。有名な山上の垂訓の一節から「心の貧しい人は幸いである。」この解釈上の難所と思われる所では原語の吟味から「心の鼻息の荒くない」というニュアンスを引き出し訳出etc.心を澄ませて読む者の魂に響く言葉のちりばめられた聖書という書物ですが深い信仰に裏付けられたこの偉大な訳業に心から頭の下がる思いでございました。

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R