NINJATOOLSを利用して2009年6月11日設置
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インドの詩人タゴール(1861-1941)は物理学者のアインシュタインやハイゼンベルグと親交があったそうです。そのアインシュタインは未来の宗教について・・・自然界と精神界を包括して、そのあらゆるものを一体として経験することから生まれる宗教意識に基づくものでなくてはならず、それに答え得るのは仏教である・・・と述べておられるのだそうですが、タゴールとの対談『実在の本性について』(1930.7)の記録というのは興味深いものです。「例えばこの家に誰もいなくとも机はあるところにあると言わなければならない。」と科学者として素朴な実在論の立場をとるアインシュタインに対して流石に哲学とヨーガ(三昧)の伝統を持つ国インド出身のタゴール。「机は確かに個人の意識の外に存在しているのだけれど、形をもった客体としての机が一つの《現象》であるということ、同時に机の究極的な物理的実在はそれぞれ分離して回転する無数の電力の中心の集合に過ぎないということを科学が証明済みであると指摘した上で、人間の無限のパーソナリティという言葉を使って私達の心と宇宙意識の融合にまで言及しているそうです。因みにタゴールに東洋哲学を学び、その内容が量子力学の真髄に通じていることを知り、驚いたとされるハイゼンベルグ(量子力学・量子論)は「原子の構造を見るとは、自分自身の意識の構造を見ることに他ならない。」という示唆に富んだ言葉を残しているそうです。  (笹本戒浄上人様の指導を受けられた)蛯名寿家夫氏「念仏遺影」を参照させて頂きました。

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