NINJATOOLSを利用して2009年6月11日設置
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経文を権威として信仰を得る事もはや能わず、信仰を失いかけた笹本戒浄がその苦悶から再び信仰を取り戻すまでをお明かし下さったご法話の一部をご紹介致します。三部経既に頼むに足らず、従来の信仰が断たれた上人様は、他に求める事をやめ心のどこかに不滅といえるところはないか・・・と事実と首っ引きでそのことばかり考え続けて11年目のある日の事です。「・・・部屋で書き物をしていた時、ふとペンの力の入っているところ、ペンのきしるところ、そこに永遠不滅の自己がある、そこに我々の心があるのだという事に気づきました。太陽が見えている、そこに我々の心があるのだと分かって来ました。ここに気づいてみると今までは心と名付ける事実を捉えずにただ心・・心と抽象的にのみ考え、心と言う言葉の持つ概念ばかり求めていたのだという《事実》に気づきました。忘れもしません。その後電車で東京の須田町の角を曲がった途端むこう一面が心の世界と見えました。前方に立ち並ぶ家々も路も人もすべて自己の心の中に認められるようになった事を知って大変嬉しかった事を覚えています。」その後瑜伽論(ゆがろん)第73巻などをひも解いた上人はこれが仏教で言うところの《真如》というべきところである事をお確かめになりました。
これは心の眼が開けて初めて見える「真相」の情景の一部を現代の言葉で表現して下さった貴重な証言でとしてご紹介した次第です。
             笹本戒浄上人法話「私の信仰が復活するまで」より抜粋

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